アトリエみかん箱 記録日誌

「静岡の高速バス倉庫」の中の人が記す色んな話。


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急行千歳線に乗る(12/8)

 そう言えばここ最近全然乗りバスのエントリを書いてなかったので、久々に書くことにしましょう。
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 新千歳空港から札幌までの交通機関と言えば、やはりJR北海道の快速「エアポート」を一番最初に挙げることになるのかもしれない。今回の渡道でも使用したのだが、uシートが満席だったので「たまには普通車でいいや」と思って乗ってみたら

 733系3000番台。ロングシート車と言うことで「ある意味ご褒美」であった。いや、昼間の空いている時間だったら案外これはこれで悪くないどころかむしろ個人的には好きな電車である。また、他にも空港リムジンバスも走っているが、これは過去に乗ったことがあった。これもこれで悪くはない。
 だが、どうせ乗るなら「今まで試したことが無い」交通機関で行ってみようと言うことを考えてみた。そう言えば札幌在住の友人が「今日も急行千歳駅行で帰る」と言うことをtwitter上で書いていた事を思い出した。

 飛行機の時間は13時。時計を見ると朝の8:30。
 折角だからこの「急行千歳線」乗ってみることにしよう、朝ごはんを食べてから。

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 やって来たのは、今回も宿泊していた札幌グランドホテルから徒歩10分程度の距離にある中央バス札幌ターミナル。ここから千歳駅へと向かう急行バスは出発する。札幌駅前にもバスターミナルはあるのだが、千歳駅へと向かうバスはここからしか出て居ない。
 乗車前に窓口で千歳駅から新千歳空港までのバスの時間を確認するが「5分待ちで空港行きのバスはありますが、本数は少ないので乗り遅れると1時間近く待ちますよ」とのこと。なーに、接続しなかったら電車で空港行けばいいだけの話、と言うことで相変わらず気楽な乗りバスである。

 そんなこんなで待つこと約10分。懐かし目のツーステップ&方向「幕」の車両がやってくる。その正面には「急行」の文字も誇らしい。自分以外の乗客はどう見ても地元の人ばかり。どう見ても空港まで行くような荷物を持っているのは自分しかいない・・・と言うか当たり前の話ではあるが。

 バスは9:35に札幌バスターミナルを出発し、大通公園を眺めてから南に向かう。次に来るのは2月の雪まつりの時期になるが、果たしてその日は今日のような天気が良い日になるのか気になるところではあるが。そして、豊水すすきの駅付近で国道36号線に入って一路千歳駅へと向かう。

 以前空港からのリムジンバスに乗った時は、北広島インターで高速道路を降り、延々一般道を走った記憶があったのだが、考えてみればこの「急行千歳線」が走っている経路とほぼ同じなのではないか?と思った。いや、実際はどうかは良くわからないが。そう言う意味では、羽田に戻ってから乗ったリムジンバスとは違い(羽田空港から新宿駅西口までの直行便に乗車することができた)、市内のお客さんをこまめに拾って空港まで向かう、と言う「路線に対する考え方の違い」があるのでは無いかと、後からそんな事を考えていた。

 雪晴れの街並みを眺めながらのんびりとしていると、バスは一旦国道を外れてから何やら建物の中に入って行く。ここは地下鉄東豊線の終点である福住駅であり、その福住駅に設置されているバスターミナルの中のようだ。ここで地下鉄からのお客さんを乗せて更に南へと走って行くのだが、このような「バスターミナル」の存在と言うのは静岡の住民としては正直珍しい。強いて言えば新静岡バスターミナルが似たようなつくりではあるが、静岡駅前も清水駅前も上屋がある程度のバスターミナルであり、やはりここは雪の降る所とそうでないところの違い、と言っても過言ではないであろう。

 この福住駅の少し先には札幌ドームがある。一度だけこのドームで開催された同人誌即売会に出展したことがあるが、この訪問した時の1週間後にはとあるグループのライブがあった。ホテルも飛行機も取りにくくなると言うことを考えればどれだけの規模があるのか?と思ったのだが、やはりバスの車窓から見るその全容は本当に大きかった。そりゃ飛行機も何も取りにくくどころか「取れなく」なりますわ・・・。


 
 福住駅から先はこのバスが主要な交通機関となる。札幌バスターミナルや福住駅から乗った人を少しづつ降ろしながら、バスは「三里塚小学校前」バス停に着く。このバス停は実質札幌市内最後のバス停となり、地下鉄との乗り継ぎや共通カードはここまでしか使えない。ちなみに、北海道中央バス札幌市電JR北海道バスと同様に共通ICカードでの乗車が可能であり、自分はいつもの通勤で使っているtoica定期券のチャージ分で乗車していた。

 ここから先は東広島市内に入るが、いきなりの道路渋滞。何か事故か?と思ったのだが、どうやら道路工事の模様。しかし、ここで10分程度の遅れが発生してしまい、初めて「千歳駅での乗り継ぎ大丈夫か?」と思ったことは言うまでもない。

 しかし、この渋滞を抜ければ後は全く道路は順調。路線バスの車内から白樺の林や、遠くに見える地平線を眺めると言う、本土での乗りバスではなかなか見ることの出来ない光景を楽しみながら千歳へと向かっていくことになった。確かにリムジンバスで行ってしまえば早く空港に到着して、その分空港で北海道を去る前にランチを楽しめるのであるが、それでは余りに味気ないような気がしないでもない。今まで乗ったことのないバスで風景を楽しむ、これも旅行の楽しみだと思う。

 バスはお客さんをどんどん降ろしていき、暫くすると乗客は自分一人となった。そりゃ12月とは言え、月曜の午前中である。特に観光路線でもないし、むしろこのバスに乗っている自分が「イレギュラー」な存在である。だが、それでも1時間に1本は走っていると言うのはそれだけの需要がまだ残っている、と言う事ではないだろうか。電車でも拾うことが出来ない需要を拾って、走り続けている。そんな気がしないでもない。

 恵庭に入って数人のお客さんを乗せ、いよいよ千歳市内へと入るが、ここまで来ると札幌バスターミナルを出て約1時間30分。一般の路線バスでは結構長い距離を走ることを実感させてくれているが(沿岸バスの留萌豊富線に比べれば短いが)、やはり千歳駅での乗り継ぎが気になりだす頃。さて、空港行きのバスに間に合うのかどうか・・・。

「バスは札幌市内の渋滞のため10分程度遅れています」との案内。仕方ない、千歳駅から電車に乗るか・・・と思っている間に千歳駅着。案外あっさりと辿り着いた印象である。大きい荷物を引きずってtoicaで運賃を支払い、バスを降りた。本当ならここで写真を撮りたいところであったが、もしかしたら乗り継ぎ先の便も遅れているのではないか、と思って乗り場を探していたら写真を失念。ああ、仕方ない。

 だが、空港行のバスも幸いな事に遅延しており、幸いにして乗車成功。札幌から新千歳空港までの一般路線バスでの乗り継ぎと言う目的は達成された。

 路線バスで乗り継いでやってきた新千歳空港は、自分の知っている新千歳空港だった。クリスマスツリーも飾られており、「12月なんだなぁ」と言うことを感じながら家族と職場へのお土産を買い、機内で食べる弁当を買ってから羽田へと向かう機上の人となった。

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 今回、正直「思いつき」で急行千歳線に乗車してみました。
 2時間近くという、一般路線バスにしては比較的長めの時間を走る路線ではありますが、電車やリムジンバスとは違った「北海道の風景」を楽しみながら乗ることが出来て、結構良かったと思っております。
 雪晴れの風景、やはり静岡民には印象的な風景でした。