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アトリエみかん箱 記録日誌

「静岡の高速バス倉庫」の中の人が記す色んな話。


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東名高速線(静岡発着):直行&超特急実乗(3/29)

JR海

3月29日に東名高速線「直行」と「超特急」に乗る機会がありましたので、簡単に状況などを記しておきたいと思います。

3月19日のダイヤ改正で、静岡駅発着の「東名ライナー」が登場(正確に言えば「復活」ですが)しました。東名ライナーと言えば東名高速線では「特急」を指すものかと思いきや、この改正で登場したのは、途中東名静岡・東名富士・東名御殿場・東名江田に停車する「超特急」、東名静岡・東名江田だけ停車の「直行」と、本来ならば「超特急スーパーライナー静岡号」とか「直行東名スーパーライナー静岡号」などと名乗ってもいいような、東名間系統とは違う性格を持つ系統です。

まずは往路の「直行」系統。

静岡駅を9:30出発と言うことで、静岡から東京に行く時間帯としては少し遅いのが実際の所。当然7時台から9時台まではしずてつの「駿府ライナー」やJR東海バスの「渋谷・新宿ライナー静岡号」が動いているだけに、この日乗っていたのは12~13名と言った、春休みの土曜日としては正直少ないと思われる人数でした。

渋谷・新宿ライナー静岡号(中村町ルート)ですと、中田三丁目・中村町で客扱いをするので、静岡インターまで多少時間はかかりますが、この「直行東名ライナー」ですと、他の東名高速線と同様に国道1号線〜インター取付道路と進むので「やはり東名高速線」なんだと思うところがあります。さらに、東名静岡でも乗車扱いをするので、やはり東名高速線でした。

ですが、東名静岡を出ると前面の停車駅案内ディスプレイには「次は足柄SA」といきなり出てくるので、そこは渋谷・新宿ライナーと全く同じ。正直言って結構違和感があります。更に言えば、この便にはコンセント付きワイドシート車が原則として運用されており、他の東名高速線とは違うと言ったことを感じさせます。東名向ヶ丘も通過ですので、正直違和感がありました。

乗車前日に富士川の桜並木でこの便を撮影したのですが、

その際には上記写真の通り静岡支店所属車。一方で当日乗車したのは名古屋支店所属車でしたので、恐らくは渋谷・新宿ライナー号のグループに属する車両(静岡支店・名古屋支店問わず)で回しているものと思われます。

しかし、何故9:30と言う遅い時間帯に直行系統を設定しているのかと言うことが謎ではありましたが、その理由は御殿場インターの出口渋滞を回避するためではないかと思われます。当日、静岡方面からでも御殿場インター出口渋滞が発生しており、仮にこの便を東名御殿場停車で設定すると、恒常的な遅延が発生するものと考えられます。この遅延を回避するために御殿場通過便として設定したものかと思います。

なお、東京駅着は首都高速大橋ジャンクションを先頭とする渋滞で約10分ほどの遅延が発生しました。


ついで、復路の超特急便(19:00発)。

時刻表ではレギュラーシート車による運行と言う事になっていましたが、この日やって来たのは静岡支店所属のハイブリッド車。コンセント付きでいわゆる「当たり」運用です(当日の朝バスここを見れば車両はわかりますが)。
こちらは直行便とは異なる御殿場・富士停車便となっており、東京駅出発時点で約7割の乗車率と言った状況でした。しかし、御殿場で下車は3名程、富士で下車は1名と殆どの乗客は東京駅〜静岡駅間通しの乗車となっていました。急行便の本数が3月19日のダイヤ改正で大幅に減りましたので、その分をカバーするのか・・・と思いましたが意外な展開。

超特急と言う文字が「東名高速線」を象徴していると思います。

***
春休みと言うこともあり、比較的若い人が多かった印象なのですが、それでも渋谷・新宿ライナー号と比較した時には全般的に年齢層は高めだったのかな、と感じます(印象ですが)。やはり東京駅から行くことが出来る場所の違い、と言うのがあるのかもしれません。

渋谷・新宿ライナー号とも、東名高速線とも違った「毛色の少し違った路線」ではありますが、どうも単純に東名高速線の置き換えを狙っていると言うように感じなかったのが正直な所です。JR東海バスは東京名古屋間系統で「新東名スーパーライナー」と言う東京駅〜名古屋駅間の直行系統を運行しており、ダイヤ改正毎に本数を増やしています。従来は「ノンストップライナー」も設定していましたが(後に廃止)、やはり「直行需要を積極的に拾っていこう」と言うような方向に向かっていると言うのを感じています。
既に静岡地区発着で「渋谷・新宿ライナー号」が「駿府ライナー号」との競合がありながらも一定の旅客支持を受けている中で、同じ方策で東京駅方面にも設定をした、と言うことで「単なる東名高速ダイヤ改正」ではなく、将来に向けた運行体系の見直しも視野に入れたダイヤ改正であり、その中の目玉商品として「直行」と「超特急」を静岡発着・浜松発着で設定した、と言うことが言えるのではないかと思います。
ただ、東名高速線の場合過去の歴史がある以上、途中の富士や御殿場と言った沿線利用者も無視することはできないが故に、全部を「直行」とするのではなく、「超特急」と言う富士・御殿場停車の系統として設定をしたと言うのがあるのではないでしょうか。恐らくJR東海バスは日々の乗車統計データを綿密に集計し、その結果として今回のダイヤを出したとは思うのですが。

また、東京方で渋谷・新宿ライナーが停車する東名向ヶ丘を通過する点や、大和・綾瀬・厚木を通過している(東名間のスーパーライナーは停車)のは、静岡地区からだと利用者が少ない、と言う判断もあるのかと思います。

いずれにしても、この静岡地区発着の「直行」と「超特急」便、渋谷・新宿ライナー静岡号とどのような関係を持って今後行くのかが非常に気になる所です。