アトリエみかん箱 記録日誌

「静岡の高速バス倉庫」の中の人が記す色んな話。


本Blogを購読される際には下記の購読上の注意を了解の上、購読をお願いします。


■購読上の注意
・掲載内容は執筆者の個人的意見の表明であり、特定企業や団体の意見ではありませせん。
・管理人の業務内容と掲載内容は一切関係ありません。
・掲載内容は可能な限り正確な情報を記載するよう努めていますが、正確であることは保証しません。
・掲載した掲載各種情報に関しては、必ず各社及び団体の公式発表を確認してください。
・掲載内容は、静岡市内発着高速バス関係ネタを中心にした管理人の興味あるもの全てです。
・掲載内容に嫌悪感を覚える方は、本Blogの購読をされないことを強く推奨します。
・閲覧者が本Blogを閲覧したことに起因する不利益に対しての責任は負いません。
・議論を目的として設置するものではありませんので、コメント欄は閉じてあります。
・意見をメール等で頂いても、必ずしも意見内容が反映されるものではありません。
・意見へのメールによる返信は、必ずしも行われるものではありません。

「さんさん内浦バス案内」ネタバレ

こんばんは、倉庫番の中の人です。

 C90では今まで発行していた「静岡の高速バス倉庫」を一旦お休みして、「さんさん内浦バス案内」と言う、斜め上すぎる「ラブライブ!サンシャイン!!」本を制作しました。お手に取って頂いた皆様はどのような感想をお持ちになったことでしょうか。「倉庫番もついにライバーかよw」「つか、40過ぎのオッサンがいいのかよwww」と言うような声もあるように思えるのですが、外形的な事実から見ればそう思われるのは当然の話でしょう。ストーリーとしては色々と本業方面で示唆に富む所は多いですし、嫌いじゃなくって寧ろ好きなので「その通りです」としか言えないです(本格的にドハマりしたのは映画版見てからと言う遅い部類ですが)。

 この「さんさん内浦バス案内」の中身に関してはバス好きが作っていることから、「内浦地区を走る路線バス」の沿線案内(斜め上)やバス路線図、そして全便全停留所の時刻表という「誰がそんな本読むの?」と言ったものですが・・・その今回作ろうと思った背景は非常に深くなっております。

 今回のエントリはその「ネタバレ」的なものを、至極真面目に書いてみました。
 お暇なら読んで頂ければと思います。

■何でこんな本を作ったの?
 舞台探訪に関する話などはネットで検索すれば出てきますが、実際に出かけようとすると「実際の位置関係どうだっけ?」とか「バスの時刻どうだっけ?」とか言う部分が出てきます。確かに内浦地区に関しては概ね2本/時間の運行本数が確保されており、正直に言えば中の人の自宅(清水区)よりも本数は断然あります、と言うか中の人の自宅近辺にはバスは走っていません。

 ここで思い出していただきたいのは「ラッピングバス」が「東海バスオレンジシャトル」と「伊豆箱根バス」の2社で運行されている、という事です。また、それだけではなく沼津駅には「富士急(グループ)」のバスも入ってます(乗場は少し違いますが)。確かにネットで調べれば各社の乗場も分かると思いますし、時刻も分かると思います。ですが、課題はそこに至るまでの「俯瞰できる情報」をどうやって提供するべきなのか、と言うことではないでしょうか。

 各社もそれぞれのページで積極的に情報開示はしています。ですが、それはあくまで各社の範疇の情報だけであり、他の会社の情報は流石に提供していません(JRの運行情報にしてもそうですよね)。そうなってくると、誰かが何らかの形で「入口となる情報」を提供することが必要では無いかと考えました。幸いにして、沼津市は市役所のWeb Pageで市内のバス路線に関する情報を提供していますが、あくまでもそれは「運行会社毎にどの路線を持っているか」と言うものであり、各路線の系統までは言及していません。確かに「地元の方」ならば間に合う情報だとは思います。
 ですが、「初めて沼津に来るような方」が分かるかどうか、と言えば正直疑問であり、その「どう乗ればいいのか?」と言う問題点が存在すると言う仮説に立って、それを解決するための一つの方策を提示するものとして、「さんさん内浦バス案内」の構成案が固まりました。

■掲載した路線の選択方法について
 今回掲載した路線は、「ラブライブ!サンシャイン!!」を見て、初めて沼津に舞台探訪で来る方が乗る可能性がある路線をチョイスしました。
 ・沼津駅〜沼津港(東海、伊豆箱根)※派生系統含む
 ・沼津駅伊豆長岡(伊豆箱根)※派生系統含む
 ・沼津駅〜西浦線(東海)
 ・三津〜伊豆長岡(伊豆箱根)
 それこそ、ラッピングバスが入る路線の時刻表も入れようかとは思いましたが、あくまでそれは「各社の都合」で入っているだけであり(写真を撮りたいバス好きならば自分で時間を調べると判断)、情報を詰め込むよりはある程度絞ったほうが分かりやすくなると考えたためです。

■観光案内斜め上過ぎじゃない?
 正直書いていて「これは斜め上過ぎだろ」と自分でも思っています。確かに舞台探訪をするためには余計な情報だと思っています・・・が、「舞台の地にある物語」を提示する事によって色々と「何かを観ることができるのではないか?」と言う提案です。
 例えば、伊豆・三津シーパラダイス
 初めて園内に入った時に「あれ?何でこんな作りなんだろう?」と言うことに疑問を持った事が全ての始まりでした。また、三津地区には伊豆箱根鉄道グループの施設が無いのに何故伊豆・三津シーパラダイスが単独であるのだろうか、と言うことも同時に疑問を持ちました。そこから色々と掘っていくと「実は戦前からの歴史のある水族館で、イルカの繁殖やジャンプなどは全国に先駆けて行っていた」と言う事が出てきたりとか、「戦前から湾を区切って展示してたのであんな構造だ」と言う話が出てくるなど、ある意味「どうでもいい話」ではありながらも、知っていると「登場人物たちのバックグランドやファミリーヒストリーを妄想しやすくなる」って言うのがあるのではないでしょうか。
 確かに「ラブライブ!サンシャイン!!」の場合は「内浦」と言う地域を借景にした「架空の物語」であるのは言う間でもありません。ですが、その「内浦」と言う場所がたどってきた歴史や暮らし、そこを知ることによって「物語の深い所」を補うことができる、そんなことも考えて「斜め上」な観光案内を掲載しました(本当はもっと書きたかったですが)。

■時刻表について
 時刻表はナマモノです。
 座席指定の必要がある高速バスならば、少なくとも1ヶ月前には情報が出なくてはならない(2週間前、ってのもありますが)のですが、一般路線バスならば沿線の需要変化に応じてダイヤを柔軟に変更できる、と言うのがメリットとしてあります。ですが、これを「個人が趣味として時刻表を作る」と言う事になると、「入稿してからダイヤ改正が実施される」可能性は否めませんし、実際に今回の本でも8月6日から伊豆箱根バスのラッピングバス運行時刻が変更になりました(後は作成ミスで1本抜かしてしまったことが後で判明するとか・・・)。
 また、全路線の全停留所の時刻を出す必要がそもそもあるのか?という点も疑問です。舞台探訪の方向けであれば、東海バスが車内で配布している時刻表でも何も問題ありませんし、それこそ「主要停留所の時刻」だけで構いません。なのにそんな馬鹿なことを何故やったのかとなると・・・

・自分が楽しいから
・記録を残しておきたい

 と言う2点になります。前者は「オタクだから仕方ないよね」と片付けますが、後者に関しては「資料として紙に定着させて残したい」と言うものがあります。これは、普段発行している「静岡の高速バス倉庫」と同じ観点です。少なくとも自分が使うわけではないけど、もしかしたら他の方が何らかの機会に使われることもあるのではないのか、と言う観点と、ネットだけでは「後々まで記録に残るかどうか」と言う2つの観点から掲載を決めました。ただし、舞台探訪の方の便を図って主要停留所に関しては網がけをして「わかりやすくする」ことを行った他、運賃表(主要駅間のみではありますが)を掲載するなどを行いました。
 自分自身も正直言えば、過去のデータを後になって見なおそうとしてもなかなか出てこない、というものが多くあると言うのが正直な部分でして、ええ。

■小ネタ&下敷きについて
 今回掲載した小ネタには「内浦に行かないラッピングバス」の話や、「バスの乗り方」について記載したほか、本文が全てモノクロであるため、下敷きを作成して「カラーグラビアの代わり」としました。
 下敷きを作成するに当たり、表面は路線図(概略版)にすることは早い段階から決定していましたが、裏面をどうするか相当悩んでおりましたが・・・最終的に本編に「バスの乗り方」を掲載することとして、下敷きの裏面を東海バス伊豆箱根バスそれぞれのラッピング車両の写真を掲載しました。
 ラッピング車両の写真掲載に関しては、版下作成中に1年生メンバーのサインが車体に貼り付けられ、一切サインの無い登場当初のバージョンが却って貴重なものになってしまったと言うのが最大の理由でした。いずれにせよ下敷きは「お遊び」と言う事でご笑納頂ければと思っています。

 と、長々と書いてしまいましたが、今後の課題に関しても記しておきます。
 
 やはり、舞台探訪の方向けに必要な情報を記載する必要があるのではないかと思う所です。
 確かに色々と書いてはいるものの「斜め上の情報」だけ書いていますので、本当に必要な情報は欠落しています。例えば、千本浜への行き方をもう少し細かく書いてみるとか、各施設の営業時間や入場料などもナマモノ情報ではあるものの書いておいたほうが良かったと思うのです。その他にも、割引きっぷの情報を記載したり、モデルコースも書いてみるなどあってもいいのかもしれません。
 まだ在庫もありますので(今後、頒布方法に書店への委託も含めて検討します)、果たして第2版を作れるのかどうかはわかりませんが、今後の検討課題としたいところです。

 と、長々と書いてしまいましたが、実は裏でこんな事を考えて作っていた、と言うことをメモしておきました。

 さて、C91の申込もしないと・・・。